校長挨拶
弘前東高等学校 校長 村田秀俊
来賓各位および保護者の皆様のご出席を頂き、平成23年度入学式を挙行出来ますことを、教職員一同を代表しお礼申し上げます。新入生の皆さん、入学おめでとう。晴れて弘前東高等学校生徒としての生活をスタートさせる今、皆さんの胸中は、これから始まる義務教育と違う高校生活に対する不安の中にも「期待」と「夢」で満ち溢れていることと思います。その不安の中、昨年6月に実施された「情報技術検定試験」において、本校教諭による不適切な指導があったこと、今後は、再発防止に全力で取り組むことなどの内容が報道されました。入学式目前にあって、新入生および保護者の皆様方に、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。今後、皆さんの入学した弘前東高等学校から、二度とこのようなことが起こらない、起こさないことを、教職員一同お誓い申し上げます。今日の入学式にあたり、これからも皆さんの思いや夢が叶えられる学校にしたいものと決意を新たにしているところです。
さて、皆さんの高校生活は、社会に出てからの最低限の知識や技能、マナーを習得する3年間であり、また大学など、上級学校へ進学するための、基礎力をつける3年間であります。ここ青森県では、昨年の高校生の有効求人倍率は、0.38倍の低水準となり、県内の雇用情勢は深刻な状況下にありました。その上、この度の東日本大震災の復興に、どれだけの時間を要するのか想像ができないなど、今の日本の社会情勢は未曽有の危機社会であります。新入生の皆さんは、現在の社会情勢を充分認識した上で、これからの高校3年間を、自分の「夢」を実現するためにはどうすればいいのか、自ら考えて、若人らしく、何事にも積極的にチャレンジする高校生活にして欲しいと強く願います。
保護者の皆様、本日は、誠におめでとうございます。本校教職員一同、皆様と喜びをともにし、また大事な子供さんをお預かりする責務の重さを痛感している次第です。皆様方の期待と信頼に応えるべく、学校一体となって最善を尽くす所存でございます。
ひな鳥が、卵から出る際親鳥が外から嘴で殻を割って、手助けする姿を表す言葉に「啐啄同時」があります。「啐啄同時」の意味のごとく、社会へ飛び出す準備期間である高校3年間を、我々教師と保護者が連携し、立派な社会人となる手助けをしていきたいと考えておりますので、皆様方も入学生の保護者としての「義務、責任、協力」をお願い申し上げます。具体的には、学年PTAやPTA研修などに率先して参加していただきたいと思います。その中で、学校状況や子供さんの様子など、学校側と情報の共有が大変重要と考えておりますので、よろしくお願い致します。
さて、新入生の皆さん、本日の入学式は、皆さんが弘前東高校生としての誇りを持って、勉学に部活動に全力を尽くすことを誓う、節目の日であります。是非、本日の決意を忘れることなく、志を高く持ち、夢を実現すべく、日々弛まず、高校生活を送られるよう願って、式辞と致します。

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